Abstract
近年、持続的農業の観点から低農薬による雑草管理が求められている。また、21世紀の稲作では、直播など大規模省労働力化へ進むことが予想され、この際イネ発育初期の雑草発生が問題となる。このような問題を解決もしくは軽減化する手段の一つとして、雑草耐性の一因子であるアレロパシーの利用が考えられる。我々はプラントボックス(PB)法により、アレロパシー活性の強いイネとして阿波赤米を見いだしている。そこで、(1)圃場試験:阿波赤米を含むイネ5品種を精密試験水田で移植栽培し、無除草で栽培したときの雑草発生の調査、(2)物質同定:阿波赤米の根表面および全体からの抽出物からの、他感物質の分離分析、に関する調査を行った。
Translated title of the contribution | P18 Allelopathic substances in red rice, AWA-AKAMAI |
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Original language | Japanese |
Pages (from-to) | 196-197 |
Number of pages | 2 |
Journal | 雑草研究 |
Issue number | 42 |
Publication status | Published - Apr 19 2003 |