Abstract
陶磁器の成形技術について、近世来の轆轤技術(瀬戸や清水は手轆轤、有田や九谷は蹴轆轤)、明治中頃に導入された石膏型、明治末年から導入された機械轆轤などの有り様を論じた。それらは、技術革新によって古い技術が捨て去られて新技術にすべて置き換わるわけではなく、手轆轤は民芸などの伝統工芸品分野に、石膏型はノベルティなどに、機械轆轤は皿やカップなどへと、製品を多様化することに役立っていることを分析した。
Original language | Japanese |
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Pages (from-to) | 6-9 |
Number of pages | 4 |
Journal | 歴博 |
Volume | 148 |
Publication status | Published - May 20 2008 |