Abstract
幕末開港期から1920年代までを対象として、日本陶磁器業の多様な発展のあり方について考察した。明治期までの日本陶磁器業は、日本陶器に代表される大企業と、職人を何人も雇った中小企業、さらには家族労働の延長にある小企業とが、上手く棲み分け関係を構築していた。その多様性・福層性について歴史的に分析を行い、市場規模が拡大していくに従って、次第に三者が棲み分けしつつも関連する産業構造へと転換していく様子を明らかにした。
Original language | Japanese |
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Publisher | 名古屋大学出版会 |
Number of pages | 302 |
ISBN (Print) | 9784815806026 |
Publication status | Published - Dec 2008 |