Abstract
貝島財閥を作り上げた炭鉱王貝島太助の弟であり、盲目ながらも兄を助けて貝島財閥で活躍した貝島嘉蔵の伝記の復刻・紹介である。著者の吉村誠は福岡盲唖学校の校長を務めた人物であるが、障碍者の社会進出を文明国の指標であると考え、そのために障害者たちの目指すべき模範の紹介が必要だと思い、盲目ながらも兄を助けて炭鉱で労働者への物資供給(購買所)を担当したり、時には開鑿や建築物営造の監督なども果たした貝島嘉蔵の有り様を叙述している。
Original language | Japanese |
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Pages (from-to) | 297-320 |
Number of pages | 24 |
Journal | エネルギー史研究 |
Issue number | 28 |
DOIs | |
Publication status | Published - Mar 2013 |