Abstract
日本,韓国,中国の3か国の被験者を対象として,上下方向,左右方向,拡大・縮小の三つの変化パターンのうち,2条件を組み合わせた複合的な映像の変化パターンと上昇・下降の音高変化パターンとの調和感について検討した。上下方向の変化が最も大きな影響力があり,各国の被験者とも,他の変化パターンと組み合わせた場合にも,映像と音高変化の上下方向の一致が調和感を上昇させた。次に影響力があるのは拡大・縮小と音高の調和の効果で,拡大には音高の上昇,縮小には音高の下降が調和し,左右方向の変化と組み合わせても,その効果が見られた。左右方向の変化は,他の変化と複合した場合,調和する音高パターンを決める要因とはなりにくいことが分かった。
Translated title of the contribution | Subjective congruence between complex transformation patterns of an image and monotonous pitch shift patterns of a sound |
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Original language | Japanese |
Pages (from-to) | 497-505 |
Number of pages | 9 |
Journal | 日本音響学会誌 |
Volume | 66 |
Issue number | 10 |
Publication status | Published - Oct 1 2010 |