Abstract
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の認定看護師研修受講におけるキャリア形成の様相を明らかにすることを目的に、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師10名に半構造化面接を行い、質的記述的方法で分析を行った。結果、認定看護師の研修受講におけるキャリア形成の様相には、研修受講前の動機≪専門性への不足感≫≪成長への機会≫から、研修中の学びを基に≪専門的学びが思考を刺激する≫≪看護を学び直す機会≫を経て≪認定看護師としてのアイデンティティの形成≫、職場復帰後の≪行き来する「不安」と「自信」≫≪自身を奮い立たせる≫≪知識が行動を後押しする≫≪専門性の見通しの不確かさ≫の9カテゴリ、23サブカテゴリが抽出された。参加者は、研修への参加によって職場の課題や自己の課題を見出し、解決の方策を学び取り、自施設への貢献の可能性に期待を抱き、看護実践を通して出現する新たな課題に対峙するというプロセスの中で、力強く成長し続けていた。
Original language | Japanese |
---|---|
Pages (from-to) | 35-44 |
Number of pages | 10 |
Journal | 千里金蘭大学紀要 / 千里金蘭大学図書委員会 編 |
Volume | 18 |
Publication status | Published - 2022 |