Abstract
2010年9月、オーストラリア。屋外で「ドカン」という音がした。2階の窓から中庭を眺めると、高揚した男が、宿の受付スタッフと対峙しており、間に挟まれた看板を蹴り倒した。「(ドカン)なんだこの野郎、くそったれ」。中庭には何人もの宿泊者がいたが、ただ見ていた。「暴力」状況ではよくこうなる。これまで3回出遭ってきた状況もいずれもそうだった。本発表ではこうした「暴力」の場に居合わせた際の人類学を行う。
Translated title of the contribution | In Front of "Violence":between "Understand" and "Intervention" |
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Original language | Japanese |
Pages (from-to) | 19-19 |
Number of pages | 1 |
Journal | 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 |
Volume | 2011 |
Issue number | 0 |
DOIs | |
Publication status | Published - 2011 |