Abstract
宮崎演習林では1985年頃から新植地の苗木に対するシカの食害が目立つようになり,市販の有害獣防護ネットの設置を継続している。本報告ではスギの新植地において形状の異なる3種のネットを設置し,4年後にその獣害防除効果を比較した。その結果,ネットで囲わなかった苗木と比較してネットで囲った苗木の食害率は低かった。一方,枯死率と成長量にはネットの効果や,ネットの形状による差は認められなかった。
Original language | Japanese |
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Pages (from-to) | 19-23 |
Number of pages | 5 |
Journal | Bulletin of the Kyusyu University Forests |
Issue number | 91 |
Publication status | Published - Mar 2010 |